埼玉県は東京のベッドタウンと呼ばれる都市も多く、東京でないながらも東京の隣という立地を生かし首都圏での仕事を現実的に行える土地です。そこに住んでいる人も必然的に東京で働いている人が多く、安めの賃貸住宅に住んでいる人も多いでしょう。ただ、それでも埼玉は首都圏なので地方ほど安い訳ではありません。シニア世代になって年金暮らしになると、それまで働いていた頃のままの賃貸料金を払うのが大変になってきます。

そこで引っ越しをしようと別の安い賃貸住宅を探す段になると、シニア世代ではなかなか借りられない現実が分かるはずです。不動産会社は基本的に定期収入を確認してくるため、働いていないという要素は思っているよりマイナス要素になるのです。貯金があってもそこまで重視されず、そのまま埼玉という首都圏で暮らしていくのが難しくなるシニア世代も多くいます。ただ、子供が自立して頼りになる場合には、契約者の名前を借りて契約することは出来ます。

というより70歳を超えるとその方法が主流になっていて、いつどうにかなるか分からない年齢の人では契約しない形のようです。出来るだけ親戚などの力を借りて契約するか、そうでなければ公的機関に確認して公営住宅などがないか探してみるといいかもしれません。どちらにせよ出来るだけ夫が70歳になる前に動いておかないと、後から大変になるというのは覚えておいた方がいいでしょう。あまり知られていませんが重要な要素です。